『箱の中にはいつも雨が』
その箱の中にはいつも雨が降っている。
知らない国の、知らない空だ。私はいつからか手元にあったその箱を大切にしていたが、慮外者の友人ときたらいっぺん逆さまにしてみようなどと言う。ある日のこと、彼は私の目を盗んで本当にそうしてしまった。
逆さまになった箱の中から空が、雲が、雨が、溢れ出す。無限の煙色に巻かれながら、私は思い出した。
知っている。見知らぬ空などではない、遠い昔、私が私でなかったとき、ずっと忘れていた、雨のにおいを。
何かの拍子に箱が上向きに戻ったのだろう。気がつけば私はただ立ち尽くしていた。すべてはまた箱の中に。寂しさのあまり涙が一粒こぼれる。友人もまた、おいおいと泣いていた。
Twitterで開催される企画に合わせて書いた300字のお話です。(時間に間に合わなかったから投稿はしてない…!)
テーマは「忘れる」
全然知らないはずのことに対して抱くノスタルジックな気持ち、あれは一体なんなんだろと思っています。
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きつねさん(DAWN)のタブ配置が心地よい感じになった。均等割付かな、センター寄せかな、美しい。こういう…なんだろうな、ちょっとした見た目のバランスが整ってると、なんだかとっても嬉しくなってしまうのはわたしだけでしょうか…
#きつねかわいい
壁打ちmastodonしたい案件の続きの話。カベドンさんにアカウントご用意してもらった!わー!…のだけど、mastodonでハッシュタグ検索をいかすためには、公開投稿せざるを得ないことに気がついた…どうしよ〜
#早起きチャレンジ
これはテスト投稿です。今日は早起きどころか寝過ごしたのです。
道端にねこを探したり、文具を集めて使ったり、お話を書いたりしています。
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