先日「メディア/イアソン」を観てきました。
ギリシア悲劇自体あまり観ないのでお話が自分に馴染むかな〜と心配していたのですが、とてもおもしろかった!
話自体はぼんやりと知ってはいたものの、アルゴー船での冒険からメディアとイアソンの出会い、二人が結ばれて以降の悲劇への過程を順を追って見ていくと、メディアとイアソンの人物像がクリアになって悲劇性がより強まっていたのが印象的でした。

そういえば、キャストは舞台上に5人だけ、うち3人はメディアとイアソン以外の役を兼任するという話は事前に聞いていたのですが、ころころと変わる役どころを即座に切り替えて(時には舞台から捌けず使う小物だけを取り替えたりして)見事に演じているのが素晴らしかったです。

あと、演出好み!!!ってずっと思いながら観ていましたね(笑) 森新太郎さんの演出作品を観るのは初めてだったのですが、光と闇(白と黒)で描き出す世界というのがとても素敵で、今回公演スケジュールとの兼ね合いで1公演分しかチケットを取らなかったのですが、もう1公演分チケット取っておけばよかったな…と思うほど好みにドンときた感じです。

再演がされる日がきたりするでしょうか。そのときはまた観てみたいですね。

公式から発表。ミュージカル『カムフロムアウェイ』をご覧になった方は一度確認していただいた方がよいかと…。

ミュージカル『カムフロムアウェイ』観劇者の麻しん感染の報告と注意喚起について|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 horipro-stage.jp/news/info2024

舞台『燕のいる駅』を観てきました(3/3)。 

そして、中盤から終盤で戸村がホー厶にあった燕の巣と雛の顛末を頑なに高島に隠そうとするくだりも、私には「戸村のやさしさが高島に現実を直視する機会を奪っている」ようにしか見えなくて、こういうことが高島の人生で何回も繰り返し起こってきたからこその今の高島の人間性なのでは…とゾッとしてしまったんですよね。そして、ラストのあれだったので…「あ、ホラーだな…これ…」となったのでした。

スレッドを表示

舞台『燕のいる駅』を観てきました(2/3)。 

作中、とくに後半で主人公の高島はその性格や行動から「のんびりしている(自分からはなにも決めないし動かない)」ところをなじられたり責められたりするんですが、私にはちょっとその辺りがホラー(幽霊や心霊現象のそれとは異なる)めいていて怖かったかな。

もちろん、あの世界の影の部分をわざとか無意識か認識していない素振りを見せる高島にも違和感があったけれど、そこを指摘してくる長いつきあいの彼ら(三郎と戸村)が、では、その長いつきあいの中で「のんびりしてる」彼に明確な答えを1度でも求めたのかな?と。
したかどうかは不明だけれど、三郎の言からすると高島のそういう「のんびり」部分がありがたいときもあったそうなので、わざと求めてこなかった可能性もあって…けれど、あの土壇場で高島に迫る2人が、あるいはああいう高島の人間性を作った周囲が私には怖かったんですよね。
本当に高島がなにもかもを認識していて、でも、わざと気づいていないふりをしているならそれもそれで怖いけれども、観た印象ではわざとではなさそうな感じがしたので…もちろん、本人に向き合う気持ちが生まれなかったのも問題ではあるんだけども、そこを許容してつきあっていたはずなのでは…と、うん…。→

スレッドを表示

舞台『燕のいる駅』を観てきました(1/3)。 

あの世界の根底にある様々な影の部分が明確に語られないからこそ、現実にあるいろんな問題に投影しやすくて…その分、すごく刺さるというか、いつもなら見なくていいなら見たくないなって思ういろんなことを1枚薄膜挟んで向き合いやすくしてくれている感じがしました。
観る人によってはその薄膜が邪魔に感じるかもしれないけれど、私にはダイレクトに投げかけられない分、取りこぼしがしにくかった印象です。→

スレッドを表示

舞台『燕のいる駅』を観てきました。
推しが主演してるからというだけの理由であまり前情報は入れずに観に行ったのですが、登場人物たちの会話で織り成す世界が絶妙かつ奇妙で多くが語られない分、見終わったあとにいろいろ思いを巡らせてしまう作品でした。舞台上に構築されていく空気感も好みで観に行ってよかったです。

入場特典のフォトカード、ランダムだったんですね。入場特典あるのか〜って普通に受け取って確認したら推しだったよ👍

舞台「ダブル」初日を観てきました。 

とはいえ、原作も気になるから地元戻ったら電子で買いたいところ。でも、それは千秋楽の配信見終わってからにしようかな。まだ、原作を知らないままであの舞台を味わいたい…(笑)

スレッドを表示

舞台「ダブル」初日を観てきました。 

推しが出ていて推しの演出家が演出し、出演する男性陣全員好きな俳優となると観に行くしかなかった…!久々の遠征です!

もう!もう…すっごく楽しかったです :ablobcatheart:
初手から作品の内容に関する感想ではなく申し訳ないけど、しみじみと演劇っていいな〜って感じられて楽しかった…(いろいろと噛み締めつつ)
身内贔屓ならぬ推し贔屓が入ってしまうけど、すごくいい役者陣が揃って作品の密度を上げている感がすごくあってすごくよかったんですよ。贅沢な時間でした。現地行ってよかった〜😊

お話としては好みがわかれそうですが、私は好きかなあ。あえて原作を読まずに挑んだのだけど、逆に原作を読んでこの登場人物はこうって脳内イメージなし、かつ、原作のこのエピソードがあるとかないとか考えずに素で観られてよかった印象があります。原作まだ連載中だそうですし。
その分、多々良と友仁の絶妙のバランスで成り立っている関係性を、舞台を多々良の引越し先の部屋に固定して、ぎゅっと濃密に描いたがゆえの現場の空気感がすごかった…あの二人の役者で観られる贅沢さを味わえたなって感じです。

Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。