「アイヌに会ったことない」それって本当?『ゴールデンカムイ』を観る前に知るべきアイヌへの差別の歴史 crea.bunshun.jp/articles/-/464

北原モコットゥナㇱ教授のインタ来てますね。

“ーーアイヌに関するネットのニュースなどでは「北海道民だけどアイヌに会ったことがない」「差別なんてない」「興味がない」なんていうコメントも見受けられます。

 あえてマイノリティを相手に選んで「会ったことがない」「いない」と書くことには、存在や主張を打ち消したい意図を感じます。

 もうひとつ、「差別」という言葉を、面と向かって悪口を言う、暴力を振るわれるなど直接的なものでしかイメージできていない面もあると思います。直接的な暴力やヘイトは公の場所ではなく隠れて行われている事が多いので、見たことがないのは当然ですよね。

 しかし、差別は直接的なものだけではなく、制度的な差別、文化的な差別もあります。よく知られるアパルトヘイト(人種隔離政策)は代表例です。”

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第1章「言い出しにくいんです」の試し読みある。

GK作者が「自作を嫌うアイヌに会ったことがない」と重ねて主張するのもまさにこの類型だよね~。「和人の作品(が内包する差別)に嫌な思いをした」という体験の無化は、れっきとしたマイクロインバリデーションにあたるんじゃないのか。

曖昧で漠然とした、認識しづらい差別と偏見――いま注目される差別概念マイクロアグレッションとは何か book.asahi.com/jinbun/article/

というか作品自体が既にそういう面あるか。「和人によるアイヌ迫害の歴史を選択的に書き漏らすことで差別を不可視化する」マイクロインバリデーションがまず存在して、それに対する否定的反応に対して更にマイクロインバリデーションを仕掛けてる構図じゃない?

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