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🚅に乗るちび6書こうとして挫折した小話 

「ぽるっ!」
「……すごいタイミングで来たね」

どこからともなくやってきて、ちびロックマンはアルウェスの肩に乗る。ガヤガヤと騒々しく、忙しく人が行き交っている。

「今日は親に頼まれて出かけてるんだ。見てわかる通り、人が多いから飛ばないでよ。僕の髪に掴まってても構わないから」

わざわざそこまで言うのなら危ないのだろうと判断し、ちびロックマンはアルウェスの横髪を一房掴んだ。

「もうすぐかな」
「ぽ?」
「ちょっとごめん」

突如鷲掴みされ慌てるちびロックマンの声はものすごい音にかき消される。これは何だ?!とアルウェスの手をぺちぺちするが、アルウェスの手は鷲掴みしたまま。すると見たことのない物体が目の前で止まる。

「ぽ、ぽるるっ」
「この世界の移動手段の一つの乗り物だよ。これに乗るから、大人しく肩にいて」
「ぽ!」

肩に乗せたタイミングで新幹線のドアがプシュっと音をたてて開く。あまり聞いたことのない音にちびロックマンの体が軽く飛び上がった。中に入っていくと、興味津々でくるくる辺りを見回した。

この後、車窓を眺めながら駅弁を二人で六個ぐらい食べてると思います。

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