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6月に書くべき小ネタじゃない?なちび6小話 

「とても綺麗ね」

ゾゾにもらったレースの白いハンカチを広げてナナリーはいう。ちびロックマンも頷きながら、そんなナナリーを見て嬉しそうだった。

「んー、そうだ」

と、ナナリーはレースのハンカチをちびロックマンに被せる。

「フフッ、お嫁さんみたいね」

ナナリーが楽しげなのは嬉しいが、さすがに嫁は不服だった。なので、人差し指を振る。

「え?」

レースのハンカチは大きくなり、ナナリーの頭に被さる。

「ちょっと」

満足げに眺めてから魔導具を取り出し、ちびロックマンはブンブンと飛ぶ。その手にはいつの間にかピンクの薔薇があった。それをそっとナナリーの耳の上に飾る。そしてちょっと離れてから眺めて、嬉しそうに頭を揺らした。

「もう」

そう言いながら、ナナリーは小さな氷の球体を作り、その中に花を咲かせた。

「ネクタイの代わりよ」

それをちびロックマンの胸元に飾る。霧玉の光に負けないくらいに目を輝かせ、ちびロックマンは幸せそうに飛んでいた。

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