フォロー

『マッドマックス フュリオサ』観ました。 

腹痛に苦しめられながら観たので、分析的な見方がほとんどできなかったんですが(それはそれでいい鑑賞体験だった)、それでも、移動そのものがアクションである映画において、ドラマをどうやるのか?→目的地の選択、という回答が見事すぎて唸りました。思い返すと前作でもそうだったわけですが、重要な局面においてこの映画はたびたび「引き返す」ことを選択するんですよね。困難から逃げるのではなく、困難に向かって「引き返す」。それがドラマを生み出していて、超かっこいい。一方で敵役が引き返すときは、奸計のためだったり逃走だったりする。それは意識してやっている気がします。
たおれは『スプリット』以来のアニャ・テイラー=ジョイのファンですが、それでもさすがに前作を思い返して、フュリオサとしての肉体的説得力が足りない気がした瞬間がいくつかありました(腕が細すぎる!)。外見からいわゆる「強い女」のイメージを感じる俳優以外が「フュリオサ」を演じるべきだ、というのもよくわかるので、むしろ、だからこその配役かな、と思いもします。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。