うちのストーカー野郎、身なりといい遅くても18時半にはきっちり帰るのといい家庭があるんだよな。
遅めのお盆休みを満喫しやがって、こっちはそんな休みはないっていうのによ。
(本日1週間ぶりくらいの登場)
Twitter(X)で「日韓百合」として流行しているミームについて
愛すべき日本人女性のウチら(ナショナリズムに基づく高い自己評価)に尽くしてくれる外国人を探して、王子様扱いして非人間化/コンテンツ化し、最終的に「世界から愛される日本人(女性)」というナショナリズム共同幻想を強化していて、ちょっと怖い域まできてる。
ミサンドリー とクィアフォビアから始まったネタに、人種ステレオタイプ/とナショナリズムが投入されていて、差別の合わせ技すぎて気色悪さのあまりこのミームの流行を見なかったことにしていたんだけど、とうとうこのミームで遊んでる層から「大東亜共栄圏」発言が出てきたので結局こうして書いてしまった。
このミームについては、「クィアの入り口になる/自覚を促す可能性が…」や「シスターフッドの一形態になるかもしれない…」と言って批判を足踏みしてる人が多いが、上記したように「(私に優しくしてくれる)〇〇人と付き合いたい」がド直球のレイシズムなので、初手から批判一択だよ。
というか、このミームがレイシズムに基づいていることや、拡散されるほど人種ステレオタイプも広がっていくことを無視した「クィア/シスターフッドが…」という言説には、私は中国系のクィア女性として怒りがある。
私たちは日本人女性の教材ではない。 3/3
Twitter(X)で「日韓百合」として流行しているミームについて
「韓国人や中国人の気配りできる強くて優しい爆美女からお姫様扱いされて愛されるフワフワお花ちゃんな日本人女性のウチら (日本の男は甲斐性がないから彼女たちと付き合います)」という今回のミームの流行は、「ロシア系やラテン系のナイスバディでちょっと天然な爆美女からグイグイ迫られる素朴で硬派な日本人男性の俺ら(日本の女は見る目がないから彼女たちと付き合います)」と正直言って同じレベルで、見ていられない。
「韓国オンニや中国姐姐にお姫様って呼んでもらって私が薄着してるときジャケット掛けてもらいたい」というのも、「ジャパニーズ・イモウトにオニイチャンって呼んでもらって俺が食事するときはアーンしてもらいたい」と同じ願望なので、堂々とこんな発言が垂れ流して共有・共感してしまう現状を本当に恥じるべきだと思う。
ましてや日本は韓国や中国ひいてはアジア諸国を搾取してきた歴史的背景があるわけで、そこでさらに日本人女性が「アジア人の女性に尽くして欲しい」と大っぴらに投稿しまくっているの、あまりの歪さに驚くよ。 2/3
Twitter(X)で「日韓百合」として流行しているミームについて
Twitter(X)で「日韓百合」として流行しているミーム、私はあれをミサンドリーに基づくレイシズムとナショナリズムの発露だと思っている。
そもそも「〇〇人と付き合いたい」みたいな発言は、「〇〇人」に何を入れてもレイシストだしね。
たとえば、「日本人女性は尽くしてくれるから付き合いたい」って見ず知らずの外国人コミュニティが盛り上がっていたらゾッとするしこれがオリエンタリズム/レイシズムだとわかるはず。同じことを韓国や中国の人にしたらアカンわ……。
今回のミームは、「ウチらの国の男は最悪だからもう女同士でくっ付くしかない!」というミサンドリーおよび同性愛の代替品化(クィアフォビアだよね)と、「〇〇人の女性は私たち日本人女性のことをとても気遣ってくれる!だから〇〇人の女性と親しくなりたい!〇〇人女性と付き合いたい!」という人種ステレオタイプ/人種フェチ、この二つが発端の流れ。
(たとえ〇〇人の一部の人がネタに返答して乗ってきてくれたとしても)土台がこれな以上このミームをクィアだシスターフッドだと肯定的に語ることはできないし、このミームがこれほど拡散した理由も、しいて言うならばナショナリズムとホモソーシャルだろうと私は思っている。 1/3
Blob-chanは本も読んで勉強してるにゃんよ!これからたまに読んできた本からおすすめの本を紹介していくにゃん😼✨みんなで一緒に学びながら抗っていこうにゃん👊👊👊
まずはレイシズムを学び始めたい人にとっての入門書のようなこの一冊👉
梁英聖 - レイシズムとは何か
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073532/
『レイシズムとは何か』梁英聖
この本を読んでいると、レイシズムを作り出す構造の理解が格段にクリアになる感覚があるにゃん。
またblob-chan的には、本文中に登場する「差別アクセル」と「反差別ブレーキ」という概念もとても重要にゃん!
人種差別を発生させ「アクセル」をかけることで利用する権力は厄介だけど、
それは「反差別ブレーキ」をかけることで抑制もできると説明されるにゃん。
日本ではまだまだこの「ブレーキ」が機能していないことも事実にゃんけど…
この本を読んでレイシズムの構造を正しく理解すれば、戦うためにどのような声をあげるべきかが見えてくるはずにゃん👊
ぜひ読んでみてにゃん😼
今は何もない