能面のような先生と仮面のシルヴァン
愛想笑いや偽りの仮面が必須だったシルヴァンと、
そういったものと無縁の、素の顔自体がまさに無感情の能面のような先生は、
本当に別次元の生き方だったのかも。
(先生はそも出自が特殊であり、父親が人との関わりをできるだけ避けた生活をしていたのもある)(先生自体は生来、人好きな気もしてる。関わりを持たないような流れの傭兵生活をしていただけで)
(能面ってフォドラじゃなくて日本の文化だから使いづらい言葉ではあるけど、一見無表情に見える顔が、角度やライティングで色々な表情に見えてくる、ミステリアスで奥深いところがまさに先生って感じがしてきたな今)
逆にあれかな、先生は学校に来て生徒と触れ合って、新しい顔(感情)を手に入れていく感じと思ってもいいのかな。
師!新しい顔よッ!
(アンパンマン絵文字ありそうでなかった…)
そう、
仮面をはずしていくシルヴァンと、
新しい顔を手に入れてく先生、か…
シルヴァンが仮面をはずして本当の素顔が見せたときの顔、すなわち、妬ましくて憎らしくて殺してやりたいといったときの顔が、怒りに満ちたものでもなく、痛々しい泣き顔でもなく、色も温度も失った、虚無の表情(声色)であったのも、本当に良い。