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トロッコの跡は山奥へと続いている。導かれるように歩いていく。跡が消えたら引き返そうと決める。誰もいない。蝉の声、川の音だけが逍遥と響く。ひょうたん淵、さる淵、あびるの淵をすぎる。気づくと線路はない。だが足は車輪となって轍を刻む。ひとりの命分の線路がまた伸びる。

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