ずっとSNSに来ていませんでした。

「修理の権利」原稿をやっと上梓しました。正確にいうと、

「製品の購買者・所有者や、所有者が指定する独立系(つまり製造元非公認)修理業者が、製品の修理・メンテナンスに必要な故障修理情報やツール、部品にアクセスする権利」

の話です。デジタル化、IoT化の世の中では、高いお金を出して買った機械でも、自分が思うように修理に出せなかったり(技術者であっても)修理出来なかったりするんですよね。

米国においては競争法、消費者保護法、知財の観点から、連邦・州の両レベルで法制化や行政面での調査が進んでいます。時間がかかりましたが、一市民としても調べていて興味深いトピックでした。

まだ進行中の話なので、これからの展開が楽しみです。

日本の学会誌に掲載される予定で、そのあとはウェブ上でも公開されるかもしれないので、もし可能だったらリンクをアップしますね。もしご関心のある方がいらしたらご高覧いただければ幸いです。

@YoWatShiina これは関心大有りですね。いま身の回りのデジタル関連商品の全てといっていいと思いますが、“純正品推奨”などと様々な方法で修理やメンテナンスをメーカー系列の業者へとユーザーを囲い込むことを目論んでいますよね。商売ですからある意味当然といえますし、ユーザー視点としても勝手知ったる業者さんの方が頼みやすいというメリットもあります(私がそう。ズボラなので😅)が、概して費用が高い印象です。カシコいユーザーならば、今の時代それこそ世界中から、より優秀でリーズナブルな価格で請け負う業者を探し出せるでしょう。

フォロー

@JunHatakeyama そうなんですよねー。どんどん、機械を買うだけではなく、機械+データを買う+ユーザーデータを収集される、というシステムになっている。自動車などにおいては、そこで収集されるユーザーデータが修理に必要な情報という場合もあるでしょうし...

でもそれは簡単に「抱き合わせ」販売の構図になりますもんね。修理サービスという二次的市場の競争を奪い、その特定製品の修理サービスという市場における独占を招く結果にもなるから、そこでサービスの質低下と、それに反比例して価格は(競争の不在により)上昇、という結果にもなる。

日本にいた頃は公取とかよくわからないし独禁法って何か遠い世界のもの、と思っていましたが、米国に来て偶然競争法の世界に足を踏み入れて、健全な市場競争って大切なんだなーと改めて噛みしめています。。。

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