柏病院生まれ東京育ちなので、素朴に方言をアイデンティティとして持ち標準語と両方使える人を羨ましく思うが、そんなことを表立って言った日にはどれだけ怒りを買うのだろうと...
シグルイで過去のトラウマを復讐の道具に使うのは正しくミステリ的だな
『チボーはもうとても堪えきれなくなり、オルランディーヌを抱き抱えてヴェネツィアのモアレ張りの寝椅子に横たえた。彼は思ったーー俺みたいに幸せな男はこの世におるまい……。が、たちまち、その思いは消し飛んだ。鋭い鉤爪が自分の背中に食い込むのを感じたからである。
「オルランディーヌ、オルランディーヌ」
彼は叫んだ。
「これはどういうわけだ」
オルランディーヌは、もういなかった。チボーの目の前には、打って変わった得体の知れぬ醜怪な形の塊があった。
「あたしはオルランディーヌなんかじゃない」
怪物は肝も潰れるような声で言った。
「あたしはベルゼブルだ。」』
「サラゴサ手稿」(工藤幸雄訳/東京創元社) P.203より
サラゴサ手稿はずっとベルセルク一巻の冒頭のセックスシーンみたいなことやってる
サラゴサ手稿は今のところヴェルヌの「海底二万里」くらい気楽に読んでる。全然シリアスじゃない。
火曜日に中野まんだらけに行ったらBABELZINEが全巻2冊ずつ置いてあってここすげえや...となった。
建築を勉強したいと思っている