パレスチナ支援のためのボイコットの理由として「イスラエル軍兵士に無料で飲食提供をするなどしたため」とか「イスラエル産のレモンが入っているものは避ける」などと書かれているものがあって、ああなんとなく私が感じてた違和感はそこだ…と思いました。
「イスラエル軍兵士」や「レモンを育てているイスラエル人」は人なんですよ、パレスチナの人と同じ人間で、食べるし眠るし、必ずしもイスラエルの国策に賛成してない人もいると思うんだよね…。差別はダメだというのであれば、イスラエルに属しているというだけで飢えたりけなされたりすることもあってはならないはずで。そのレベルまでボイコットするっていうのは、イスラエル人は飢えても野垂れ死んでも構わないと願うことと紙一重ではない?
明確にイスラエル賛成です!パレスチナ滅びろ!と言ってる企業とか、直接的に兵器を納品してるとかはさすがに別ですけど。
とはいえイスラエルにお金が入れば虐殺に使うんでしょうというのも間違いではないので難しいところなんだけどね。
ただなんとなく私はそこには違和感を覚えるんだ。
おやすみ。
起床。
右翼は移民が嫌いで、左翼は新自由主義が嫌い、っていう図式が今は世界中のどこでも割と普通に見られるけと、根っこは同じ話なんだと思ってる。
つまり、経済成長しにくい社会になってるということ。右翼の人は苛立ちを単純に移民にぶつける。
左翼の人はもう少し手が込んでて、新自由主義が現実に悪い。でも、新自由主義がはびこるのは、人件費をカットし、福祉をカットしないと利益が出せないからで、その原因は経済成長しにくい社会になってること。
ではそれはなぜか、その原因を取り除け…、と考えがちだけど、それは違う。
ピケティなんかも指摘するように、資本家だけでなく社会の全員が豊かになるという経済の成長は、20世紀の初頭から末にかけて起こったけど、それはとても例外的な出来事だった。
それは世界の工業化と人口増加が組み合わさった結果で、そんなことは滅多に起きない。
不正とは闘わなくてはいけないけど、その結果としてかつての成長が戻ってくるわけではない。
我々は低成長に順応しなくてはならず、だからこそちゃんとした分配と反差別が大切になる。
北の果てでポンコツ教員してます。。。
born in Sapporo in 1972
he/him
Sapporo > Rishiri > Nemuro > Kitami
teaching at a high school
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