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舞台『モノノ怪 座敷童子』千秋楽を観てきました。
薬売りさんが綺麗で格好良く、物語も原作アニメより人物描写がかなり掘り下げられており、プロジェクションマッピングの演出も見応えあって良かったです。

ただ、一応ラストには出産の選択とともに当然ながら堕胎の選択も肯定する物語にはなっているものの、途中いくつかプロライフつまり中絶反対言説にあまりに親和的なシーン(父の責任/家父長制の不可視化、胎芽/胎児の過度な人格化)があり、危うさを感じた。座敷童子という「口減らし」の歴史と密接な妖怪(モノノ怪)をテーマにし、「堕胎/中絶」さらに「遊郭」を題材にした作品にしては、倫理的問題に無関心/無邪気すぎて、このテーマや題材を扱うには手つきが雑だなと思ったのも事実。

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