CBCと名乗るメディアには、「カナダ公共放送」と「The Center for Bioethics and Culture Network」があり、後者は主にアメリカで中絶反対と性教育反対を牽引する宗教極右による政治団体が運営するメディアで、ソースもなく、女性に性の自由を与えると子どもに悪影響があるみたいな記事を出してる媒体です。
今Twitter(現X)で代理出産に関する話題でバズっている記事は、後者の方のCBCです。この極右メディアCBCを運営している団体は、拷問(虐待)によりLGBTの人々を"治療"しようとするコンバージョンセラピーを率先して行っている団体の一つでもあります。
その記事に書いてることだけは一見まともっぽいからヤバい団体のメディアでもシェアするんだ!という固い意志を持つ人以外は、拡散を少し立ち止まってみてほしいです。問題提起するにしても、このメディアを拡散すべきではないでしょう。
このメディアは定期的にバズりますが、それは積極的にこの団体の思想を輸入しているアカウントが複数あるからです。他にいくらでも信頼性の高いメディアがあるにもかかわらず、わざわざ極右メディアを煽情的に和訳して日本語圏のSNSで大拡散しようとしているアカウントのことも、少し注意深く見るべきだと私は思います。

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今年の年始頃から、こうした極右団体のメディアを拡散させる日本語アカウントが私の観測範囲だけでもドッと増えている。

私が年始に投稿してたツリーはこれ↓
(x.com/ubuhanabusa/status/16292)
「アメリカの宗教極右団体が製作した差別思想に基づくドキュメンタリーに日本語字幕を付けわざと扇状的な邦題をつけて注目を集めて内容をレジュメ化してフェミニズムを騙りさも社会問題への真っ当な意見かのように団体側の思想を日本語圏に広めようとしてるアカウントが何個も流れてきて、めっちゃ怖。」
「恐怖心を煽ることで女性層を特定のマイノリティへのヘイト思想に転ばせようとしてる宗教極右団体(CBCやPragerUなど)の広報メディアを和訳して流してるアカウント、この数年間で確実に増えたよね…。」

英語圏の極右団体やカルト団体のメディアであることを伏せて、記事をバズ狙いの扇情的な文章で和訳して、日本語圏SNSに積極的にその団体の思想を輸入しているアカウントが増えてるの、怖いね。……というのを再確認した話。

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