↓
日本はセトラー・コロニアリズム、植民地支配を「やった側」なのにあまりにも他人事だと私も実体験から思う。
ほんの80年程前に満洲及び近隣地域で日本が何をしたのか、満洲で何が起きたのか、華人/華僑/華裔がなぜ日本に多くいるのか、そして中国になぜ日系人が多くいるのか、そういった植民地の歴史を全く知らない日本人(大和民族/和人)と、今まで何人会ったかわからない。
そういうとき、私は毎回思う。日本人こそ植民地/旧植民地における歴史や、独立と弾圧の関係、差別構造を誰より知っておくべきだろう。宗主国こそ脱植民地主義を学び実践するべきだろう。……と。
植民地に入植し、そこに住む先住民/地元民/現地民を無視して土地を「無人地帯」に指定して「開拓」し、元々そこに住んでいた人々を弾圧/虐殺/強制移住で排斥した歴史があること、忘れてはならないし、学び知り伝えていかなくてはいけない。そして植民地ルーツの人々が"宗主国"に奪われた文化と尊厳、さらには土地を取り戻すために何が出来るか、私もずっと考えている。
普段から関心のある人だけでなく、知らなかった人にこそ観て、一緒に考えてほしい。是非。
これは追記というか愚痴。普段は書かない。
日帝による植民地支配について人に説明することが私は結構あるのだけど、植民地の歴史を知らない人が体感とはいえ日本はかなり多い。日本はこの件について無関係どころかゴリゴリに加害国側なのにね。
北海道と沖縄、東アジアや東南アジア、太平洋の島々を、侵略し支配し、文字通りめちゃくちゃにしたのは日帝だった。今起きてる各国や各地の軍事政権や弾圧等の問題や民族差別/人種差別もそれに起因したものが多い。
なんで日本人がこのことを忘れて知りもしないまま生活し、私ら植民地ルーツが日本人にそれを何度も説明しなければならないのか。そして説明するたび、結局私ら植民地ルーツや人種・民族的マイノリティは「面倒な奴ら」と日本社会からヘイトされていく。
漫画やアニメに登場する中国人もステレオタイプばかりで、「〜あるよ」とかいう協和語(植民地主義の同化政策に基づく言語)をいまだに喋らされている。
どうしろと言うのか……という気持ちになる。
セトラー・コロニアリズム含む植民地主義は過去の話ではなく、まだ生傷というか、現在進行形の問題だと私は思っている。日本でも、何も解決していないし、今も起き続けている。
日本人/大和民族/和人こそ脱植民地主義に向けて取り組んでほしいよ、本当に。