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火曜日、昼間ほとんど寝ていて、夜21時すぎに起きて『大奥』を見たり、ネットとかあれこれで時間を無為にしてけっきょく午前3時。
(某アンソロのアンケートと、某別のアンソロのdiscordの対応はした)
起きていると、読むべき本があり、それ以上に読むべき皆が提出した最終課題があり、読むのを避けるために寝ている気はする。
4日間、ほとんど活動的なことをしていないので、そろそろ、起き上がらないとな……

とりあえず、今日は映画見てから鍋パーティだ。都心の本屋にも行く。

20時間すぎたらやりたいことが頭の中に溢れてくるが、それまでに書かないといけない文字数が……

進捗管理が苦手で、集中力に欠けていたり、優先順位付けができなかったりする人は(自分含む、もちろん💦)、お互いにタスクリスト渡して、厳しく追求しあうといいかも……?

なにもかもだめだが、いちばんだめなのはわたしじしんだ。

近所の大宅壮一文庫にて、今月末まで『アニメージュ』読み放題をやっており、いろいろ読んできた。おもに79年〜80年あたりのもの。
自分が最初に買った『サイボーグ009』が表紙の79年6月号が懐かしくも刺激的。
巻頭は『宝島』最終回再録で、見ていなかった(日曜日でフジTVの名作劇場の裏番組だったはず)のだけど出崎統監督の名をここで初めて知った。『009』特集ではいきなりアニメ制作プロセスのフローチャートを載せていて、どんなセクションがあって1本のアニメが作られるのか、たぶんこれ読んで知った。劇場版『999』の主題歌決定カラーページの色合いは深みがあった。この号で『ガンダム』の存在も知ったし、聖悠紀の漫画(『黄金の戦士』いきなり最終回)も初めて読んだ。

1984年のアニメージュ。同時上映作の監督コンビ対談、押井守×大森一樹。クリス・マルケルの『ラ・ジュテ』(スチル写真つまり静止画を何枚も映していく)のような映画を撮りたいと考えていた過去からの『ビューティフルドリーマー』、ゴダールからの『すかんぴんうぉーく』
『ラ・ジュテ』のような映画、のような小説というのは、どんなものがありうるだろう……?

AIにイラストや文章や音楽の作成能力があっても、レコーディングでスタジオにこもり、1音色をつくるのに1日かける人(今井寿!)のこだわりに勝るものができるとは思えない。だから今のところ、生産性以上の魅力を感じないのですよね。
あと以前、藤井太洋さんが「AIがたくさん小説を作っても、それを評価する人がいないとレベルアップしないはず」と言われていて、数年経って状況が変わっているとはいえ、AIに審美眼てあるのかしら? という疑問はある、いまのところ。

昼食。近所の餃子屋さんで餃子を買ってきた。
食堂のほうはコロナ禍で潰れてしまい弁当の販売だけになってしまったのだけど、美味しいのだ。

NHK文化センターの、藤村シシン講座アーカイブ『ギリシャ神話の文学史にせまる』初回、『イリアス』の前半回を視聴した。
リアタイでは3回目から受講したので、1、2回目のホメロス回を見逃したままだった。

『イリアス』16万行、『オデュセイア』12万行の膨大な叙事詩はいかに歌われ、聴かれ、記録され、現代まで残ったのか。

「イリアスはどのように記録されたか問題」がとても興味深い。『イリアス』に「書く」と言う動詞は出てこない、ホメロスは文字を書くことを知らなかったのでは? という最近の研究成果。
真相は後半回になるが、今でも古代ギリシャの文学や歴史を研究している人々がいて、知識がUpdateされている。

ここからの連想:ある動詞が存在しない未知の古文書、あるいは何を表しているのかまったく不明な動詞が存在する古文書の発見からはじまるSF……
(神狩り、あるいは中動態の世界?)
いや、未来の文書でも宇宙人の文書でもいいのだが。

ブルース・スターリングの短編「蝉の女王」を30年ぶりくらいに読んだのであった。
お金のかかった昔の映画のような貴族的なデカダンスとシュルレアリスム芸術のような情景がすばらしく、しかし、すべては異星人とポストヒューマンたちの、理解や共感を拒絶する行動原理の産物なのだ。
「うわ、こいつら人間じゃない!」という、SFMで読んだ20歳の頃の初読の興奮はないけれど、高密度のSFであることは揺るがなかった。個人的には、最初に読んだ「サイバーパンクSF」だったし、佐藤道明の挿絵がすばらしかったことを覚えている。

作り置きメニューがカレーしかないので、もう少し考えたいのですがカレー作りました。ほうれん草と鶏肉が入っています。

以前学んでいた教室の先生から、同人誌のお誘いをいただいた。現役有志が作るものにたいして、推薦していただけたらしく。とてもありがたい。

コロナワクチンの高熱明けなので、たっぷり野菜炒めを作った。ご飯は16穀米。

ラクリマ・クリスティがApple Musicには入っていないことを知った。悲しい。
「偏西風」聴けないじゃん。

箱根まで日帰りドライブしてきた。行った先はポーラ美術館だけ。
「ピカソ 青の時代を超えて」展をやっていた。ポーラは館内だけでなく、雑木林の中の遊歩道を歩くのが気持ちよい。

想定されていたことではありましたが、暗くなると眠くなるので、『美女と野獣』は途中から寝てました。丁寧に作られていたという印象。
『オルフェ』はとても好みの世界観。
現代を舞台にして神話を再現するというのはとても魅力的な試み。しかし、曲線的なフォルムの自動車が走り、詩人の集まるカフェがあるような世界は、それ自体すでに神話的な世界ではないだろうか。
あと、自分の好きな映画監督や作家は、こういうものをちゃんと若い頃に観て血肉にしてきたのだなあと思い、自分の無教養が悔やまれる。
QT: fedibird.com/@TricolorGroupJP/
[参照]

渡邉清文 / Kiyofumi Watanabe  
コクトーの映画、水曜日のチケットを予約した。『美女の野獣』と『オルフェ』
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