Xのほうで大学での労働組合の話が一部でなされているのを読んできた。話がやや抽象的で具体性を欠いているのが歯がゆいところだ。まずそもそもの話、組合に属しているのは教員だけではない。したがって何らかの意志決定をしていくには、さまざまな職域、職層の人びととの合意形成が必要となる。いきなりストライキなんて話にならないし、そもそもその発想が短絡なのではないではなかろうか。
事務職、技術職員、看護師、保育士…さまざまなひとが組合を構成している。教員は組合に入ることで、そうした人びとと同じ大学において働くという一点において水平で権利において平等な関係になる。それだけでも多くの教員にとっては、目の鱗が落ちる経験となる。どれだけ自分たちが見ていた世界が、ごくごく一部にすぎなかったかがわかる。
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