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福島第一原発事故による汚染水の海洋放出についての考え uneriunera.com/2023/07/05/osen

しかし、廃炉作業の進捗は遅々としているため、既存のタンクを急いで撤去する必要もありませんし、タンクの敷地を広げる余地もあるでしょう。

トリチウムを分離する技術はたくさん提案されているのに、政府はその検討を東京電力に任せ、自らは検討をやめてしまいました。

大型タンクに入れたりコンクリートとして固めて保管したりする案も国内外から提案されていますが、政府はまったく耳を貸そうとしません。

こうした代替案が真摯に検討されない限りは、海洋放出を許すことはできません。

仮に代替案の真摯な検討がされた後、海洋放出が不可避であるという結論になったとしても、もうひとつ条件があります。

汚染水の問題は原発事故直後から指摘されてきました。現在まで対策を講じることができなかったのは、日本政府の明らかな失策です。もし海洋放出を強行するならば、日本政府としてはその失敗を認め、首相以下閣僚が真摯に謝罪し、少なくとも担当閣僚は辞任すべきです。そして原子力を推進してきたこれまでの政策の転換も必要です。汚染水の問題すら解決できない政府に、本質的に危険な原子力を扱う資格はないからです。

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