ただ人類には弱点も多く、駄目だと分かっていることをなかなかやめられない。化石燃料を多く使う生活然り、自然破壊然り、戦争然り。対立を煽って世論を操作し地位を強固にしようとする指導者にいとも簡単になびいてしまうのは大きな欠点だ。今は更に、世論など操作しなくても強権を振り回すだけで十分だという国も増えている。そういう国は、制裁などのしっぺ返しを心配しないでいいくらい多くなってしまっていて、しかも互いに協力し合っている。これではとても将来を楽観的に考えることはできない。こういう人類の愚かさは個人の心がけで克服できるものでもなさそうで、現行人類の生物学的限界なのかもしれない。