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糸川乃衣先生の「我らは群れ」をようやく買えたので、既読の「叫び」(やはり心を締め付けられる話だ)に続いて、カイコがテーマの「飼育」を読了
中盤まで読んだ時はある種のフェティシズムに近いのかなと思ったが、違う
カイコのコは蠱惑の蠱ではなかろうか

読み進めるにつれ現出するある種の恐怖はもちろんのこと、家畜化のもう一つの側面「利用されているのは誰か」に焦点を当てた作品だと思う
同時に、人間と家畜の関係を「叫び」とは違う、ある種の復讐という形で表している気がする

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