@NagataKen ありがとうございます
多くが南極海に分布する分、呼吸における電子伝達系にも特殊な機構がある、ということでしょうか?
自分は魚類の系統や分類を齧っただけですが、不凍タンパクの発現とかと合わせたら、どの辺から寒冷域への適応が始まったか推測しやすい気がしますね…
@NagataKen 解説ありがとうございます
ということはそこから系統解析に繋げるのはきつそうですね…
南極海、低温や結氷以外にそんな特徴があったんですか
思えば流れ込む河川がないですしそうなるでしょうね…不思議な海域です
@TSMoon56 ご指摘のとおりです。南極大陸は雪氷で覆われているため、大陸の浸食作用でメタルが海に流れ出すことがなく、基本、メタルの供給は隕石なんですよね。鉄が重要であるというのはマーティンの鉄仮説として知られています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/HNLC海域
底生魚でなくても浮袋がないので、共通祖先は底生魚だったのが、南極海の寒冷化によって開いたニッチに入り込んだと言われていますね。
@NagataKen おお
周極流である意味閉鎖的な水系である分、少ない鉄でやりくりしていかなくてはならないんですね
コオリウオ科でヘモグロビンがないのもそれが原因か…
ということはコオリイワシのような遊泳性の高いグループは比較的新しいグループで
起源も亜南極とか南半球のもう少し暖かい海域と推測できそうです
解説ありがとうございます!!
@TSMoon56 耐凍結糖ペプチドの進化は研究されていて、特定の短い塩基配列の反復で出来ているので、分子進化的な解析には使いにくいんです。
コオリウオ科ではヘモグロビン遺伝子が偽遺伝子化していたりミオグロビンも発現していなかったりする種がいることが知られていて、その関係で呼吸鎖の遺伝子を調べていました。
寒冷環境への適応もあるとは思いますが、個人的には、南極海の海水には鉄イオンなどのメタルが非常に少ないので、その辺が呼吸関連の生理機構に影響を与えたのかなぁと思っています。
といっても、昔の話ですがw