映画のなかの子どもと『ホワイトバード』
とりあえずの備忘録。
自分には子どもいないし、特別子ども好きでもないし、聖人ぶるつもりもないけど、子どもが色んな意味で救われない映画は見たくないんだよね。その点で『ホワイトバード はじまりのワンダー』は誠実な作りだったと思う。この場合の「救われた」のは、前作のジュリアンのこと。彼(=子ども)を、物語を盛り上げるための悪役にしたてたままにしなかったこと。
もちろん、劇中救われなかった子どももいるけれど、それはあくまで「事実としてあったもの」を取り入れただけであり、あえて傷つけたわけではないのでね。
だから、子どもの「許し」に大人があぐらをかいた構成の『ネネ エトワールに憧れて』は、わたしの中で許容しがたい内容なんだわ。
前作とは独立した話で、一応ジュリアンという共通した登場人物がいるけれど、公式のあらすじさえ踏まえとけば無問題!