誕生日だし給水塔でも見るか…と思って野火止用水沿いにある小平の小川団地給水塔を見に行ったら解体工事されていた…。役目を終えた給水タンクが佇んでいた。悲しい。しかしこういうもんである。給水塔は開発の始まりと終わりが重なり合った標点である。帰りに美味しそうな豆腐屋を見つけたので今夜は冷奴です。
スペクタクル、群像系、背景や風景の描き込みがしっかりしており、線ははっきりめで、今風のアニメっぽい絵とは一線を画している雰囲気でクトゥルフ味があるイラスト
先日読んだ「食肉の部落史」に都内の私設屠場の場所の変遷が載っており(最終的に芝浦の公設に統合されていくんだけど)、浅草や白金のあたりから段々西へ西へと移転され、公設墓地や練兵場、浄水場や刑務所などと同じく東京の開発と郊外の境界に合わせ(しかも元々の部落の場所を離れ)移動してくのが興味深かった。
のびしょうじ「食肉の部落史」面白かった。先行研究の原田信男「歴史のなかの米と肉」で示された柳田民俗学的な史観による米=天皇制と対峙する形で肉=賤民を置き差別を暴いた構造を下敷きに、さらに突っ込んで近世（近世！）以降の肉の流通に被差別民がどう関わっていたかを掘り下げる内容だった。
