新しいものを表示

ベルグリーズ家のお家騒動、大筋だけだと先代の醜聞(平民の女性にうつつを抜かしたおじいさんが、その連れ子を跡継ぎにすると言い出す=地位や財産を目当の女に誑かされているに違いない…みたいな)にしか聞こえないけれど、カスパルのこの反応を鑑みるとなんか事情があったのかな…と思えてきますね。

カスパルはゴーティエ家騒乱の「マイクランが悪いことをしたのでやっつけるべき!」みたいな空気の中で「そうだそうだ!」とはならず、「どっちが悪いかはオレが(実際に見て)決めてえ!」「よその家の争いに他人が口出しすべきじゃねえ」といったドライな反応をするのが印象的なのですよね。この辺を見ていると彼の「善悪は他人ではなく自分が決める=他人の言葉に自分の意思を左右されない」という性格は、お国柄だけでなくベルグリーズ家のお家騒動も起因しているのかなあと感じる。

カスパルのそういった価値観は無意識下にあるものだと思われるけど、リンハルトは「自分はこう考えていて、相手はこう考えているのだろう」という自覚がありそうだなあと。だからこそちょっと意地悪な、相手を困らせるような言い方をするのかなと。

リンハルトは支援A~Sの相手に対して率直な好意を伝える傾向があるけれど、それもやっぱり「言わなくてもわかってくれるべき」といった「相手が自分にとって都合よく動いてくれるのが当たり前」という無意識下にある押し付け思想がないからなのではないかなと感じる。リンハルトとカスパルがいい距離感を保ち続けていられるのは、その辺の価値観が合致しているからなのかなあと。

リンハルトとアネットの支援会話にはその辺の価値観の違いが出ているのではないかなあと感じる。「こちらが困っているのだから手伝ってくれるべき」というようなことを言うアネットと、「君の仕事なのになんで僕が手伝うの?」と答えるリンハルト。これ、たぶんアネットがやっていることが「アネットのやるべき仕事でない場合(何らかの事故で困っているなど)」や、「リンハルトに対してきちんと理由を話して手伝って欲しいと伝えた場合」はリンハルトもしぶしぶ手伝ってくれたのではないかな?

王国の人々はそれとは真反対だなあと感じる。「陛下のために、みんなのために」と言って死亡し、親友に対しても「死ぬときは一緒だ!」という感じで、自分と他人の境界線が曖昧(自分に他人を結びつけたがる)な人が多いというか。個人的には一部の王国推しさんの攻撃性はこれに起因するものでないかと思っている(一体感が強いために、推しの敵を自分の敵と思い込むというか…)

適切な言葉が思い浮かばないのだけど、カスパル(というか帝国の人々)って、「自分は自分、他人は他人」という線引がはっきりしているなあと感じる。自分が死亡するときも他人(敵対した相手や庇った相手)にその業を背負わせないし、親友のリンハルに対しても「オレたちは一心同体だ!」みたいなことを言わない。他人の心を束縛することをよしとせず、他人に依存することもない。

カスパルはペトラに対して「オレだったら父親の仇を絶対に許せない」と語っているけど、本編の彼の言動を見ていると本当にそうなのかな…とは疑問になる。彼はルートによっては何人も親族を亡くす(殺害される)けど、それに対して復讐心を見せることも「自分はかわいそうです!」という顔もしないよね。さっぱりしたものだ。

紅花か他ルートかでは同じペアエンドでも状況が異なりそうだけど、紅花以外だと一抹の寂しさ(紅花以外だと二人は祖国と敵対しているし、カスパルは家族と絶縁しており父親も処刑されている)と共に出立していそうなイメージになるので、やはり紅花前提だと安心感があります。

リンハルトとカスパルのペアエンドは断片的な情報だけ開示されているぶん妄想の余地が広くてよいですね。

Xのトレンドに有害な文字列が並んでいたので「…」を押して消そうとしたら、文字列を選択した扱いになってしまい検索結果が表示されるというということを何度かやってしまい :ablobcat_cordkamikami: となっていた(そもそも有害な文字列をトレンドに表示するのはどうなんだ)

不躾なファンの言動でカプやキャラごと嫌いにはなりたくないですね。

うっかり見てはいけないものを見てしまった… :blobcattrash:

最近は休日をほとんど睡眠に費やしている…連休とって体力回復したいなあ。

「カスパルがどうやってプロポーズするか想像がつかないので支援Aとペアエンドの間を見せてくれ!」というコメントを見て「わかる」と思うと同時に、自分的にはベレスとのペアエンドがその答えかなあという気もした(相手が結婚したいという意思を示さないと自分からは動かないのかなって)

というか自分が「ディミトリやクロードとの友情エンドがあってもよかったのでは?」と感じるのは、アロイスやギルベルトのペアエンドの存在のせいもあるかもしれない(彼らが男女双方の主人公とペアになれるのは、異性の主人公とも恋愛関係にならない=同性の主人公にもペアエンドのテキストを使いまわせる…という理由だろうとは思うけど)

アロイスやギルベルトが異性の主人公とのペアエンドでも恋愛関係にならないのは「アロイスから主人公への想いは恩師の子供という保護対象としてのもの」「ギルベルトは既婚者かつ、作中に娘も登場しているので恋愛関係になるとややこしくなる」等の理由から納得なのだけど、「支援Sがあるようだから結婚できるのかと思ったら違った…」とがっかりした方もやはりいるのだろうか?

「かわいそうさ」を盾にすれば他者を攻撃していいと思っている人は現実でも割といるけれど、「かわいそうな悪役」に同情的な人達の同情心ってそういった価値観からくるものなのだろうか。だとしたらそれがけっこうな数いるのはやはり怖い。

しばしばつぶやいていた「風花雪月」と「三国志」の類似点をぷらいべったー+にまとめてみました。自分の考えをまとめるための記事という意味合いが強いですが、もし興味がありましたら(三国志をあまり知らない方でも読みやすいように書いたつもりです)
privatter.me/page/665f0ff64e63

っていうかカスパルが呂蒙(フランシス)に例えられているということは、軍務卿カスパルは聡明な可能性があるぞ…ほんとか!?

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。