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11年前の4月なので、おそらく2回目の長崎。
風頭公園から寺町へ降りる道々、ということはその狭い階段道の左右は墓なのだが、そのひとつの墓石の正面、白い猫が座っていた。
墓石を見上げ、それが人なら正座するように座っている。
場所柄恐れ入りつつ、スマホのレンズを向けたら、白猫はすいと走り去ってしまった。
そのときの、白猫の脚。

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