札幌時計台、高知のはりまや橋、長崎の阿蘭陀坂は「日本三大がっかり観光地」なのだそうだ。いらざる世話だ。そもそも観光してもらうためにこしらえたものではあるまい。そこでの生活の必要上の構造物だ。
オランダ坂はそもそもひとつではなく幾つもあってだな、とか、名前のついた坂が山ほどあってだな、とか、まあ色々思うところはあるのだが、いずれにせよ観光とは見る者が何を意識して見て考えるかというに結句尽きると思われる。
で、写真右手の急坂が、長崎市街地にいくつかある阿蘭陀坂のうちのひとつ。この付近に孔子廟がある。傾斜角度は20度で、自転車は登るのは自由だが、降りるのは禁止されている。
たまにはいかにもな観光写真を撮るのもよろしかろうとスマホをかざしたら、坂の上から下校途中の学生諸兄が(長崎の学校は総じて坂の上にある)、こちらに気づいて「イェーイ」と手を振った。なのでこちらも「イェーイ」と応えて手を振った。

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……などとまあ偉そうにいうたものの。
事前にある程度の予習や目標を立てるなどしておかなければ、何をどう見て、そこから何を得て……というのは、難しいことであるなあとも思ったのだ……。
全くの勉強不足で。
よさこい、なんか今日日各地でやりよんな、ぐらいの認識だったし。
しかしやはりこういうエピをモチーフにした地域のお菓子は、やっぱあるよね!とか。
くじらのなんらかのお店だろうか……とか。
高知の路面電車も味わいがあっていいなあ……多分これは割と長いこと頑張ってる車両だろ?のってみたい……!とか。
あとでアーケード街によさこいの衣装の専門店があって、さすがと思った。

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