ファーストカウ観たよ
ファーストカウ、歴史の隅に存在した人々の生活を寓話みたいなシンプルなストーリーで淡々と静かに描くんだけど、開拓地の自然や人々の生活を牧歌的に美しく映した画面と相反してクライム要素の緊張感がすごかった。どうなるのかは冒頭でなんとなくわかってるんだけど、それでもめちゃくちゃ緊張した。この手の映画って、最後の瞬間がどんな演出方法だとしてもロマンチックだなあって今までずっと思っててドキドキしつつ観ていたんだけど、ああいう描き方も逆にじわじわ熱のある余韻を残すんだな……って思ってまだそのこと考えてる。
ファーストカウ観たよ
あと最近色々見てると目新しいことではなくなったけどファーストカウ、主人公2人の関係性に定義がなされなかったのも心地よかったな…やっぱり元気になるよね。2人の「暮らしている」空気感が、すごく心地よかった。共同生活ってケアしケアされることだなと最近思うんだけど、あの時代の男性2人が淡々と生活をしているの、とても良さがあった。その末にあの犯罪や結末が待っているの、人間が人間を特別に気にかけること、名前なんかつけなくてもこんなにロマンチックなんだよな…って再確認できるよね。