2018年5月13日、浪江町立幾世橋小学校。国は2021年3月までに解体を決めなければ費用を負担しないと町に迫り、卒業生が集めた解体延期署名も虚しく議会で否決された。見学会はコロナ禍の20年7月に一度行われただけで、21年5月、五輪前に校舎は解体された。
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2020年8月26日、双葉町細谷熊ノ沢。奥、大熊町の帰還困難区域、手前、双葉町の帰還困難区域。どちらも帰還困難区域だが、行政区分が違うため立入は制限される。奇妙な境界線。この線引きも原発事故がもたらしたもの。
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2018年5月13日、浪江町牛渡。有明荘。震災直後のまま。2021年10月23日に訪れた時もまだそのままだった。今はどうなっただろう。
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2018年5月13日、浪江町権現堂。家が解体され、「放射性廃棄物」として処分される。家を解体せずに帰還した町民もいるが、彼らは「放射性廃棄物」の家に住んでいることになる。
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2018年5月12日、富岡第二中学校。原発事故がなければ再開していたはずのこの学校も、2020年6月に解体されてしまった。コロナでなければ東京五輪が開催されていた時期の、1ヶ月前。何をか言わんや。
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2023年1月21日、大熊町夫沢長者原。誰かが僕に「暴挙だ」と言ったけど、我ながらとんでもないところを歩いてきたなと。でも警備員の話では、意外とそういう人が他にもいるらしい。インスタで見つけた大学生だけではないようだ。
3、4枚目の写真では、奥に汚染水タンクも見えます。
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2023年1月22日、大熊町下野上大野。東電大熊独身寮跡にて。入り口にあった「東京電力大熊独身寮社宅」の看板は撤去されている。かつてここに独身寮があったことを隠したいのか。
コンクリート3階建ての建物は全て解体され、すっかり更地となり除染も済んだはずだが、どういうわけか、一瞬4.84μSv/hなんて数値を叩き出した。それ以外の場所は概ね1.0〜2.5μSv/h(これでも高すぎる)だったので、この数値は僕の持つガイガーフクシマの誤作動だと思いたい。
この高台は非常に高濃度に汚染された森に囲まれており(帰還困難区域)、解体、除染されても線量は高いまま。一応避難指示解除はされているが、ここに何か建設して再び利用することは、あと数十年は出来ないだろう。
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2023年1月22日、大熊町下野上大野。ここは私道と思われるが、民家の私有地ではない。この場所でも、6μSv/hを超え、最終的には6.3まで上がった(地表1m)。JAEAはここも見逃しているか、または除染後に再汚染されている。ここは避難指示解除された場所。一般人は近寄らないような場所かもしれないが、少なくともこの家の主人や親族はここに来ることもあるはずだ。大熊町の除染検証委員会は何をやってるのか。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。建物と一緒に思い出も消し去りますか?
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。これを掲載するだけで「風評加害」と言い出す奴らがいる。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。ダークツーリズムをもじってホープツーリズムと言い換える欺瞞には都合の悪い施設。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。減容化施設の隣で、話題にもならずひっそりと解体された。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。浪江町には震災遺構として請戸小学校があるが、それさえ津波の遺構と見るか核災害の遺構とみるかで論争があった。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。記録と記憶に遺す。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。この建物は津波と核災害の証言者だった。
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2020年3月13日、浪江町棚塩向川原。マリンパークなみえ。2021年5月解体。東京五輪前に急足で解体された。
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2021年2月21日、大熊町夫沢長者原。六国脇に堤が築かれ、そこに植樹をして1Fを隠す。計画したのは政府系NPO、ハッピーロードネット。日本会議に所属する代表の西本氏は、聖火リレーのランナーも務めた。
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イラストレーター、絵本作家、介護福祉士。福島県双葉郡を主に徒歩で取材しています。延べ480km以上を踏破。東京新聞『見えない放射能を描く→https://note.com/niq/m/mad4aa8cf1bdc 絵本『いぬとふるさと』(SLA全国学校図書館協議会 小学校中学年の部選定図書/旬報社)→https://www.junposha.com/book/b557170.html