広さ、深さ、豊かさについて。

広さ、深さ、豊かさについて。

たとえば、いろんなことを知っているのは「広さ」と表現できるでしょう。

何か1つのことを詳しく知っているのは「深さ」と言えるかもしれません。

それでは「豊かさ」とは何でしょうか。あくまで私の語感に限った話ですけれど、広い範囲の複数のものが相互に深く関連しあっている様子ではないかと感じます。

つまり、私が感じる「豊かさ」というのは、広さと深さを両方とも兼ね備えている状態かもしれません。有機的（結城的？）につながっていると表現すると良いのかもしれませんが。

複数のものをきちんと関連付けるためには、一つ一つの物事を深く理解する必要があります。さもないと適切な関連付けができませんから。またそもそもたくさんのことを知らなければ、関連づけようがありません。

自分はたくさんのことを知っていると考えるならば、充分深く理解しているだろうかとチェックするのは良いことでしょう。また、1つのことを深く理解しているならば、世間知らずになっていないかどうかチェックすることも大事でしょう。

そして自分はたくさんのことを知っているし、それぞれに深く理解しているという自負があるならば、今度はそのたくさん知っていることが相互に適切に関連付けられているかどうかを確かめるのも意味がありそうですね。

それはつまり、広さ、深さだけではなくて「豊かさ」を確かめる態度と言えるでしょう。

そんなことを考えていました。