読書日記『私たちはどう学んでいるのか:創発から見る認知の変化』

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状況論ベースと言っていいのかな。知っていることを確認していく、という感じの読書ではあるけど読みやすい。今2章末だけど、参考文献への橋渡しが丁寧でありがたいところ。

「重複波モデル」の話が面白い。複数の認知リソースが変動的に入れ替わりながら用いられ、利用頻度が変わっていくのが成長であるという考え方になるのかな。

ぼんやりとそう考えていたような気もするんだけど、モデルとして説明されると色んなことが解釈しやすくなる。

成長の中での「揺らぎ」という概念は、これまであまり言葉にして着目してこなかったので、新しい視点になりそう。

読み終わり。
面白かった。面白かったが、これがプリマー新書はないだろう。

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