うわぁ! これもう絶対におもしろいやつじゃん!
QT: fedibird.com/@Plinius/10364533

プリニウス  
シャーロック・ホームズと見るヴィクトリア朝英国の食卓と生活 (関矢悦子、2014年 原書房) ホームズはミステリーというジャンル中では早い時期の作品であり、その後の時代に生まれた様々な作品に影響を与えている。

ディケンズとか富士見ロマン文庫とかを読んでいると、ヴィクトリア朝の普通の生活のことが知りたくなるのです。そしてそれをホームズで教えてくれるとなったらなおのこと。

フォロー

当時の人たちも勿論それぞれの問題を抱えながら生活していたとは思いますが、ホームズ研究家のヴィンセント・スタリットの言う「心の中のロマンティックな小部屋で、頭の中のノスタルジックな世界で、彼らは心から愛してくれる物のために、いつまでも生き続けるのである。そしてそこで時は1895年のまま動かない(シャーロック・ホームズ ガス灯に浮かぶその生涯、エピローグの冒頭部分。河出文庫)」という言葉を思うと、やっぱりこの時代に何か魅力を感じますね。


あのあたりの小説を読んでいると頭の中で自動的に「ガス灯! 霧! 道ゆく馬車!」の絵が立ち上がるし、遠く離れてSFでも「ヴィクトリア朝=スチームパンク」みたいな変換があったりするので、おそらく多くの人々が、あの時代のロンドンの風景やらガジェットやらに「古き佳き時代」のイメージが集約された憧れめいた感情を持っているのだろうなぁと思ったりしています。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。