tum ultimum et altissimum atque undique circumfusum et extremum omnia cingentem atque conplexum ardorem , qui aether nominetur, certissimum deum iudicat.
Cicero, De natura deorum 1.37

ある時は最も遠く高くにあってあらゆる方向から取り巻き、また最も外側から全てを取り囲み包含する炎、アエテールと名付けられているものが、間違いなく神であると彼(クレアンテース)は確言する。
キケロー「神々の本性について第1巻37」

circumfusum(取り巻く)、cingentem(取り囲む)、conplexum(包含する、巻き付く)という微妙に異なる類義語を続けているあたりがキケローの妙なのかもしれないが、ちょっと訳しにくいかもしれない。

あとaetherは後に「エーテル」になった言葉らしいですね。

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この部分はキケローの知人ウェッレイウスの発言の一部なので、キケローは知人の言ったことをそのまま書いたのかもしれないが……

もっともキケローは自分の関わった裁判の弁論も出版時に大幅に手を加えたという話もあったので、ここでのウェッレイウスの発言内容もキケローの言葉や言い方にかなり書き換えられている可能性もあるのかもしれない。

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