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博物誌36巻84辺り。迷宮についての言及。
dicamus et labyrinthos, vel portentosissimum humani inpendi opus, sed non, ut existimari potest, falsum.
「迷宮についても話そう。多分人間の[富ないし労力を]費やした最も異常な作品であるが、嘘偽りではないと思われる」

durat etiam nunc in Aegypto in Heracleopolite nomo qui primus factus est ante annos, ut tradunt, MMM DC a Petesuchi rege sive Tithoe,
「今でもエジプトのヘラクレオポリス区に3600年前にペテスキス王ないしティトエス王によって造られたと伝わる最初のものが残っている」

quamquam Herodotus totum opus XII regum esse dicit novissimique Psammetichi.
「ともかくヘロドトスは作品全てを12王のものだと言い、その最後はプサメティコスだと言う」

casus faciendi varie interpretantur, Demoteles regiam Moteridis fuisse, Lyceas sepulchrum Moeridis, plures Soli sacrum id exstructum, quod maxime creditur.
「建造の理由は様々に解釈されていて、デモテレスはモテリスの王宮だったと、リュケアスはモエリスの墓とし、多くのものは太陽神の聖所として建てられたとしており、それが最も信じられていることである」

36.84はここまでだけど、この後もしばらくクレタやレムノス、イタリアの迷宮についての言及が続いている。

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