2024年3月10日の東京新聞から。

田中優子
「国際女性デーに寄せて」

(次のトゥートに引用します)

以下、後半部分から引用。
「今月の26日から東京芸術大学の大学美術館で「大吉原展」が始まる。吉原の遊女は家族のために借金をした。その返済として遊廓で働かされた。それは自分で選んだ職業では、決してなかった。(中略)
茶屋の経営、中居、遊女、女給等々、女性を売る職業が圧倒的に多かった。芸を磨いた女性は芸者や師匠として生きられたが、旦那を持つことなしに芸を磨くことは難しかっただろう。(中略)
 しかしそういう時代は終わらせねばならない。一つは法律改正によって、もう一つは固定観念を変えることによって、である。(中略)
そしてとりわけ大事なのは、買春禁止法の制定だ。選択できる職業が広がっているにもかかわらず今でも売春に走る女性たちがいるのは、買う男性がいるからである。人の全体から性を切り離して消費するのは重大な人権侵害だ。売春禁止法では女性に責任を負わせることになり、一方的に過ぎる。すでに北欧とフランスで実施しているこの法律の制定に、多くの女性から理解と賛同を得たいと思う。」

"売春に走る"とか表現に若干問題あると思うけれど、言っている内容には概ね賛同できる。

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田中優子前総長も論調を変えてきましたね。以前は「遊女はすてきな職業であり、私の祖母は遊女だった」との発言を江戸文化研究者としてしていました。発言の変化の過程を知るために田中優子前総長の本を読まないといけませんね。

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