(続き)→ 沖縄戦・伝統行事・学生運動・米軍基地・アメラジアン・漫画・ヒップホップ・恩賜の短刀・魂込め…など、圧倒的な情報量を持つ語りが紡ぐ、生々しい性と暴力の連鎖。
語り手ごとに変わる文体は、小学生の作文から、女子高生のあけすけなお喋り、漢語だらけの戦記物、韻を踏むラップのリリックまで。
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目取真俊・崎山多美・大江健三郎などの純文学と、Awich・唾奇・OZworldらの沖縄ヒップホップをリミックスしたような、熱量とリズム感を併せ持つ言葉で、沖縄の過去と現在を描き出していく力作です。
できれば、沖縄の近現代史や伝統文化の書籍も併読を。
本作をより深く味わう一助となるでしょう。