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辻真先『村でいちばんの首吊りの木』実業之日本社文庫
名古屋で発生した、ある猟奇殺人事件。下宿して予備校に通う長男・弘一は被害女性の関係者であり、既に失踪していた。奥飛騨の寒村に住み長男の無実を訴える母と実家を出て東京の高校に通う受験生の次男・宗夫との手紙の遣り取りで構成された表題作を含む全3編の本格ミステリ中編集。

📚 「〇〇でいちばんの□□」で括られた題名に手紙や独白、無生物が語り手という、それぞれの作品構成が独特な3つの中編。そして表題作「村でいちばんの首吊りの木」は、初めて大人向け小説誌から依頼され執筆した作品であり、更には今回が初の文庫化。正直な感想としましてガイドブック『本格ミステリ・フラッシュバック』中で紹介されている辻作品の中では新刊で、しかも文庫で読めると全く思っていなかった作品でしたので、喜びもひとしおでした :Shiropuyo_heart:

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