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[幌メモ その31]
ヴィクター・メソス『弁護士ダニエル・ローリンズ』ハヤカワ・ミステリ文庫
[訳] 関麻衣子
ユタ州ソルトレイク・シティの刑事弁護士・ダニエルはある日、麻薬密売の容疑をかけられた知的障害のある黒人少年セオドア・ソーンの弁護を両親から依頼される。未成年のため少年裁判所で裁かれ、犯罪歴も残らないように出来ると踏んでいたのだが……。

📚 現役の弁護士であり検察官としての経歴も持つ作者によるリーガル小説。物語として楽しみつつも、色々考えさせられる作品でした 😑

巻末の作者あとがき「法制度は力のない弱者を叩きつぶすために作られている」そして「こんな現実がどんなに恐ろしかろうと目をそらしてはいけない」という言葉……重いです。

読了日 2021年4月1日

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