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[幌メモ その21]
ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』ハヤカワ文庫
[訳] 福島正実
作者の第2短編集。予備知識一切無しで読んだので表題作「ゲイルズバーグの春を愛す」の展開には面食らいましたが……1編読むと次の作品が読みたくなる、奇妙、かつ懐かしさ溢れる幻想的な作品群です。

📚 特に登場人物たちが「何故こんなことが起こるのか」ではなく「こういうことが起こるなら、こうしてみよう」と奇妙な現象を受け入れ、それを楽しもうとさえする発想は、とても面白いです。何となく荒木飛呂彦『死刑執行中脱獄進行中』の作品群をイメージしてましたが、あながち遠くないのかもしれません 🤔

📚 そして、この作品のカバー画もまた、読後に改めて見返すと「成程!アレね!」と納得させられる心憎さなわけでして…… 😁

読了日 2018年3月27日

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