広研の池内恵と岩間陽子対談がおもしろかった。後半のグローバルサウス云々はちょっと納得いかない感じがかなりあったけど、中盤はかなり興味深かった。
「私が見ている20数年の間でもイスラーム教が英語で伝達される領域が格段に広がったし、英語の規範的な序列も上がりました。(…) グローバルなイスラーム教徒の共同体への帰属意識を高め、礼拝からジハードまで、基本的な規範を共有するには、次第に英語でも十分と思われるようになってきたんですね。実際にイスラーム教徒同士の交流や情報の流通がしやすくなって、そこで英語で話が通じれば、教義の深いところはともかく、政治的な意思疎通は英語でやろうということになる。」とか。