龍が如く8感想ネタバレあり(全体的な話)
前に「いらないもの(不都合なもの)」とか「偽物」がテーマっぽいよねって話を書いたんだけど、多々良(チーちゃんとエイちゃん)の話が分かってからVtuberという存在もそういう「偽物」というテーマに関わってる部分なのかな~って思った
Vtuberが偽物ってわけじゃないんだけど、Vtuberそのものは当たり前だけどこの世に存在しないもので、中の人がいて、それを分かった上でその存在を「本物」と扱うのって何なんだろう?っていうような話
ブライスも偽物なんだけど、でもブライスを信じている人たちにとってブライスが偽物であることってもしかしたら些細なことかもしれない
ハワイが人工的に作られた楽園だということを知っていてもなお人々がハワイを「楽園」として扱うのと、ブライスやVtuberは同じなんじゃない?っていう…上手くまとまらないけど
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
三田村についてというか、春日の三田村に対する姿勢について思ったことの追記
春日の裏切られてもその相手を「友だち」として大切に思うの、隣人愛に近いのかなってTGSで話題になった最後の晩餐のことを踏まえてふと思った
程度の差はあれど、トミーもチーちゃんも春日を裏切っていて、チーちゃんにいたってはその行為がウォンや花輪くんの死に繋がってしまったけど、それでもトミーもチーちゃんも春日にとっては仲間だし、若も春日にとっては家族だった
裏切りをなかったことにするんじゃなくて、裏切りも含めて彼らとのこれまでのことを友として愛するという姿勢だよね
人として出来すぎやろ
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
・既存キャラについて
仕方ないとはいえ、さんじまの出番少ないの寂しかったな~6よりはマシやけど
漁村でさんじまの話聞いて怒る桐生に大吾がブチギレてたけど、桐生話聞けよ!!って私も怒りました
桐生一馬が詰まりすぎてたよあの流れ
最終戦で助けにきてくれて4人で共闘するところは嬉しかったな~
追い打ちしてほしくて真島さんの方に敵を吹き飛ばそうとしても桐生が強すぎて倒してしまうの悔しすぎ
ラスト、桐生がヘリで搬送されるときに屋上に残るのなんでやねん
付き合い長いねんから三人も着いていかしたれよ
遥とハルト、大きくなったなぁ
おじいちゃん呼びにグッときたし、遥たちのもとに桐生が帰れて本当によかった…めちゃくちゃ泣いた
遥の顔がずっと出ないから本編には出ないのかなと思ってたけどちゃんと出てくれてよかった
ただ大道寺は許してくれたってことなんかな?今回の一見で民自党の旨味がでかくて功績を認めて許してくれたのか?
この辺の説明ちゃんとしてほしかったよね
さすがにもう桐生さんは主人公引退だろうけど、しっかり治療して、今後は古牧みたいなポジションで出てくれたら嬉しいな
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
・その他ストーリーの話
サッちゃんとの恋愛要素を入れる必要あったかな~て思う部分は多少ある
難しいなこの問題は…取って付けた感があるっちゃあるもんね
でも前作から約4年経って、その間に一番がサッちゃんを好きになるのは別に不自然ではないし、仲間だからって恋愛対象にならないってこともないでしょう
私は春趙が好きで、二人の絆を元に勝手に妄想でBLさせてるんだから仲間内での恋愛にどうこう言える立場にないし
あともしサッちゃんではなくチーちゃんとか、他に突然現れたキャラクターが相手でもそれはそれで「恋愛のためのキャラクター」になっちゃったんじゃないかな~
そもそも恋愛要素いるか?というのは、あってもなくてもどっちでもいいじゃんと思う
龍が如くは恋愛ゲームじゃないけど、桐生や春日という主人公の人生を追うゲームだから、人生の中に恋愛をする人もいればしない人もいて、春日は恋愛をする人だというだけだからね
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
どっちかっていうとマッチングアプリとナイトクラブいらね~!と思った 特にマッチングアプリ
でもこれは時代には合ってるし、顧客ニーズの問題なので私がマチコさんやらなきゃいいだけなんだよな…サブストクリアのためにやりましたが
今回ナイトクラブ(キャバ)行くときに「男はキャバ、女はエステとショッピング」って7のときみたいに分かれずにみんな一緒にキャバ行ってたの良かったなと思う
7のキャバは存在意義がよく分からなかった上にこの男女で分ける流れが正直めちゃくちゃ嫌いだったので
ただナイトクラブは仕組みがまったく理解できんくて、めちゃくちゃ金取られる場所ということしか分からなかった…
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
色んな人の感想をツイッターで見てて、結構「茜さんと春日の親子としての会話シーンが少ない」とか「海老名と春日は異母兄弟なのになぜ対峙しないのか」みたいな意見があるのがちょっと気になった
龍は血縁関係の家族を意図的に美化しないような描き方をずっとしてきてるように思うんですよ
血縁で注目されたのって狭山と龍司くらいじゃないかな
血が繋がってるかどうかはあんまり重要じゃないので、桐生にとって遥やアサガオの子どもたちは家族だし、錦を兄弟のように思ってたし、風間さんを父親のように思ってた
春日も「俺にとっての親父は春日次郎と荒川真澄の二人」って言ってて、それは血が繋がってるかどうかじゃなくて一緒に過ごしてきた時間や尊敬の気持ちから来る言葉だよね
茜さんに会いに行ったのも「母に会いたい」ではなくおやっさんの遺灰を渡すことが原動力だし、春日にとって海老名と血が繋がってることで特別な感情はそんなにないんじゃないかな
血の繋がらない若のことを家族だと思ってるわけだし
海老名もやっぱり春日個人に対しては特に思うことはなくてヤクザ全体への強い憎しみが彼の全てだったわけで、前にも書いたけど対峙するのはヤクザの象徴たる桐生でなくてはならなかったんだと思います
龍が如く8感想ネタバレあり(クリア後感想)
そうだとして、桐生とはまた違った方向での神格化に繋がらないか不安だなぁ
桐生にとっての6の巌見恒雄のように、春日がどうしても許せない人間が目の前に現れたとき、その相手を赦すことを強いられないといいな…