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都市の祝祭・祭礼の一種として21世紀東京でのハロウィンを考えたとき、松平誠の「伝統型/合衆型」の対立での後者側に置くとすっきりしないのだけど、両者を呑み込むパッケージ化された祭り、要は「商品型」とでも言うような類型が欠けているのではと考えてしまう。

池袋は「資本を背景にパッケージ化し、《運営》を要する伝統型寄りの商品化プロセス」であるし、渋谷や新宿は「過度のパッケージ化を拒み、個々の参加集団の寄り集まるさまを重視した合衆型寄り」という感じか。

「社会との折り合いに“成功”した池袋/“失敗”した渋谷」という見かた自体が実のところ早とちりじゃないの、って想定している。

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