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主題を1つに絞る美意識は理解できるけれど、主題が2つあるからこそ成り立つ短歌もあるような気がしてならない。

たとえば松平修文の
『湖底寺院の僧侶たち月夜の網にかかり朝の競り市に運ばれてゆく』
は上の句と下の句の2つの主題があることで完成していると思う。

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