ポリタスTV9/1の深沢潮さんゲスト回で津田氏が指摘したこと、非常に重要だと思う。以下概要。
『何人か指摘している人がいるが、NHKにしろ朝日新聞にしろ集団心理の暴走で虐殺が起こったという報じ方があるが、本当にそういう「例外的」な心理が起こしたことなのか。虐殺した者が警察に出頭している事実があるが、それは自責の念での自首とは真逆の、「不逞鮮人」を征伐してやった、だから褒めてもらえるという期待があってのことだ。つまり、社会がその行為を肯定していたのだ。社会構造として(差別を)行ってきたことの帰結としての虐殺。集団心理の暴走という報じ方は、その事実を矮小化させる。報道が事実を矮小化させるのも、ソフトな歴史修正というところがある』
本当にその通り。そうでなければ、現在の歴史修正主義政府があんなに頑強に「虐殺の事実は確認できていない」などと言って否定するわけがないのだ。当時の民衆の、非常時ならではの心理のせいにしておけばいいのだから。
そこには「清く正しい日本人()がそんなことをするわけがない」という心情以上のものがあるとみるべきだと思う。