人間が嫌いで、でも気になる。
何かで心が動くのが面倒。
いっそ、他人がどういう理屈で動くのかなど理解できないし、納得するのも論外、そんな顔で生きられたらいいのに。
必要以上に距離を詰められた時には笑えばいい。その反応でこちらの態度を決める。
色々達観できない10代の志度さんのイメージ。
厨二病風?自分用メモ

人間嫌いと思い込んでるだけでたぶんそうではないんですよね。従姉妹のねえさんとか、大事にしてくれる人だって確実にいるわけで。

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ですよね。
自分の体を流れている血液の割合が父親と母親とどちらが多いかなどと埒もないことを考えていたことがある。
血は水よりも濃いという言葉など下らないと一蹴するにはまだ少しばかり悪い方へよくない方へ思考を遊ばせて、それで楽になったと錯覚していた。
親は親、繋がりがないと断ち切るのは不可能でも、ピアノの鍵盤に向かう従姉妹との時間で穏やかに癒された日々は確かにあったのだと、春の陽射しの中、桜の下で見せる笑顔に影は薄くなっているだろうか。
太陽を向いていいのだと、囁いた声に少しだけ背中を押された日から今ここにいる……

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