津久井やまゆり園のこと(4)
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2016年7月26日。あの事件の報道を見た私が、どれだけ衝撃を受けたか、おそらくここまで読んでくれた方には分かっていただけると思う。私は、テレビに出てくる犠牲者の性別と年齢、女性(19歳)という表記から目が離せなかった。もし、あの時、今の施設から声がかからなかったら。あのまま津久井やまゆり園の短期入所を続け、空きを待っていたら。犠牲者は、娘だった。娘だったのだ。犯人が最初に侵入した部屋は、娘があの時泊まった部屋かその付近だった。
もし、娘が犠牲になっていたら、私は粉々に壊れ、生きていなかったと思う。娘を失った悲しさだけではなく、私は、わざわざ自分で選び、またとんでもない間違いを犯したことになっていたから。植松に対する怒りとか、正直あまり感じていない。なんだか、このことに関してうまく考えたり感じたり出来ないのだ。ただ、なんとも得体の知れない恐怖が私の心に棲みついている。
了
津久井やまゆり園のこと(3)
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それからしばらくして、日程の連絡があり、実際にお泊まりをした。最初ということで、一泊か二泊だったと思う。離れる時、娘は泣いたが(いきなり知らない所、知らない人しかいない所に連れて来られ、これからど何が起こるのかのか全く分からないのだから、当然だ)、数日後、迎えに行った時、娘は笑顔で他の利用者さんの中に溶けこんでいた。娘のその様子を見、職員この数日間の娘の報告を聞いて、やっぱりここに入所できたらいいな、もうここ一本に絞って短期入所を繰り返し空きを待とう、と思った。実際、次の短期入所の予定も入れた。
結果的に、娘は別の施設に入所した。津久井やまゆり園の前にお試しの短期入所をした施設から、空きができたと知らせがあったのだ。そちらは断って津久井やまゆり園に、とも思ったが、児童施設に相談したら、それは無理だと言われた。既に18歳を過ぎ、本来いられる年齢を過ぎている。そもそもこんなに早く入所できるなんて奇跡的で、次に空きがいつ見つかるかなんて全く不透明だ。それまで待つなんて贅沢は許されるものではない。娘は、そちらの施設に入所し、すっかり馴染んで楽しい日々を過ごしている。
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津久井やまゆり園のこと(2)
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私が特に惹かれたのは、園内には作業所も併設され、そこを同法人のグループホームの入所者や、自宅から通ってくる人も利用していることだった。娘は重度障害者だが、とても人が好きで、感情豊か、コミュニケーションの上手な(言葉は喋れないけれど)子だ。施設に入所しているのは重度であまり人とコミュニケーションを取らないタイプの人が多い。それに比べ、グループホームや通所の利用者は軽度でコミュニケーションが取りやすい人が多く、そういう人と日中触れ合えるのは、娘にとってとても嬉しいことだろうと思ったのだ。
見学が終わり、担当の職員に話を聞くと、空きはないが、定期的に一時入所を繰り返し、空きができたら入ることは可能だという(何年かかるかは分からないが)。早速、その場でぜひ、短期入所をしたいとお願いしたと思う。また、その時、今いる中で一番若い女性入所者の年齢を聞いた記憶がある。30代か40代だったと思う。大分離れているな、とは思ったが、通所の利用者もいるし、とそんなに気にはならなかった。また、娘のように若い待機者もいないとのことで、もし娘が入所したら平均年齢がグッと下がるね、と職員さんが笑顔で言ってくれた。
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津久井やまゆり園のこと(1)
津久井やまゆり園のこと
明後日は、あの事件が起こってから8年だそうだ。あの事件を思うと、喉が詰まるような、胸がキリキリするような感覚に阻まれてうまく思考できないのだけれど、ここmastodonになら何か書けるだろうか。
あの事件の数年前、私の娘は津久井やまゆり園に短期入所した。18歳になり当時入っていた児童施設を退所しなくてはならず、成人の施設を探していた。たくさんの施設を見学したが、どこも空きなど一件もない。その中で、重度の知的障害のある娘でも対応可能で、なんとかお試しの一時入所だけでも受け入れてくれる施設が数か所あり、その中の一ヶ所が津久井やまゆり園だった。
先に娘を連れて見学した時、説明を聞きながら、私の気持ちは少し高揚していた。自然に恵まれた素晴らしい環境。広い敷地内では、美しい庭を散策できる。まだ新しくて綺麗な建物と、整った環境。利用者の部屋は個室で、広い体育館やプールもある。
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ぐぇ。
“共和党として登録する有権者の65%が「トランプ氏は神の意志やおぼしめしといった計らいを受けている」と回答。民主党として登録する有権者では11%がこの考えに同意した。”
『米国は制御不能な「カオス」に、有権者の80%が懸念 トランプ氏銃撃受け=調査』
https://jp.reuters.com/world/us/IBOJJ7IJZ5NYFJNW2TF3D7G47M-2024-07-16/
なんか、最近子ども産まなきゃ良かったって頻繁に思うよ。
一人だったら、もういいやって思えるもん。
当たり前の理屈が通らないのが苦痛で苦痛で。
でも、子どもがいるから(特に一人は重度障害者だ)、あきらめるわけにはいかない、なんとかしなきゃ、どうすればいいんだ、と考え続けるのが、本当に辛い。
蓮舫さんみたいな希望が現れても、すぐに犯罪者たちが金の力で潰すし。
話題の朝日新聞記者の今野忍。
49歳らしいけど、もうその世代は(特に男性)、こういうの(画像参照)が、当たり前、デフォルトなわけでしょう?
ずっとずっとディストピア小説に閉じ込められてるみたい。
絶対に痩せる方法をお教えします(ただし、本当に太っている人に限る)。
絶対に痩せる方法をお教えします(ただし、本当に太っている人に限る)。
一日の必須カロリーを守るのです。
「カロリー (性別) (年齢)」で検索するのです。
それを守るのです。
その数値±300くらいに毎日必ず留めるのです。
少なくてもいけません。
少ないと必ずリバウンドします。
ネットで調べられるので、以前ほどカロリー計算は難しくありません。
(カロリーを計算するとき、私はこのサイトを使ってます。
https://calorie.slism.jp/ )
私はこれで20kgくらい痩せました。
また、インシュリン注射が必要なレベルの糖尿病が、投薬もなく正常値を保てるまで回復しました。
なんかなぁ。
このままだと、日本こうなるんじゃ…と怯えていたことが、ヒタヒタと現実になっている。
その中でも、まさか、でも、そうなる可能性あるよね、と思っていた「女性が海外に売春に行く」が、想像より早く来てしまって、胸が痛い。
いや、他のアジア圏の女性たちが日本にそのために出稼ぎに来ていたり、日本の男どもが他国に買春旅行に行っていたのだから、日本女性が同じ立場になったからって嘆くのは欺瞞的だとは思うんだけど、でも、正直に言ってしまえば、やはり、日本の女性が、という衝撃は大きい。
私の場合、中学生の頃『からゆきさん』を読んで、衝撃を受けたというか、半分トラウマみたいになっている。戦争で殺し合いがあったり、数々の残虐なことがこの世界にはたくさん存在すると知っていたのに、知っていても、そこに書かれていたことは、中学生の私にとって、まさか現実にそんなことがあるとは信じられないようなことだった。この感覚は、女性でなければ理解できないと思う。
報酬系の働かない脳で生きていくって無理ゲーすぎる
うつ病って報酬系が働かなくなる病気だから、報酬系がいかに重要かすごくよく分かる。依存しちゃう心理もよく分かる。
『良かれと思った「叱る」行為が、なぜ「暴力の連鎖」を招くのか
「叱る依存」がとまらなくなる心理的理由』
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この世は「リアル蜘蛛の糸」だと、近年思うようになった。
幸福度の高い国、経済指標の良い国は、男女平等が進んでいる国と一致する傾向にある。そして、高福祉で格差の少ない国だ。
日本が最も豊かで幸福だった時代も、税制が今より平等で、憲法の精神が生きていた時代だったのではないか。
もう答えは出ている、と思う。
今のままだと、核戦争で皆滅びるか、気候変動で皆滅びるか、だろう。
ロシアもイスラエルも、そして今の日本(の右翼)も、「自分たち(の国、の民族)は、特別であり、優れている」という物語に生きている。
そんなわけないだろう、全人類、平等で優劣などない、という物語に全人類が生きない限り、人類に未来はない、と思う。
添付した画像、イスラエルによる「ガザ2035計画」。侵略後のガザ再開発計画の青写真だという。
その発想の邪悪さに驚くとともに、「よくそこに平気で住めるな」と思ってしまった。自分たちが虐殺した人たちの屍の上に暮らすなんて。
ただ、私が自分なら暮らせないと思うのは、たとえば祟りとか怨霊とか、そういったものを恐れる、そういう物語の中に生きてきたからだろう。
別の物語を生きているとそれも怖くないんだ、とどこか目から鱗が落ちる思いがする。
人を殺すことへの嫌悪感も、本能や所与のものではないのだろう。
それでも、生きている物語によって正しさは変わるのだから戦争も仕方ない、とはどうしても思いたくない。あきらめたくない。
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昨日の小田原市長選で、自民・維新・国民に連合神奈川まで相乗りした現職・守屋氏に対し、市民の推す元職・加藤氏が圧勝した。
昨今の自民党への逆風、守屋氏が4年前のコロナ下での選挙時に全住民に10万円を配ると嘘をついて当選したこと、今回守屋氏は、(統一教会の)「食口(シック)になりました」で有名な井上義行氏を選挙応援で呼んだことなどを聞けば、よその人は「それは守屋氏負けるだろ」と思うかもしれない。
でも、地元では、少なくとも選挙が始まった当初は、全然そんな雰囲気ではなかった。現職・守屋氏は、市の広報誌と一緒に、選挙戦の少し前に自らの4年間の功績を冊子にして配布した。赤い、守屋輝彦氏応援を匂わせるポスターが市内いたるところに貼られた。ご近所の知り合いや、取引先の事業に目立つ形で貼られたポスターを前に、加藤氏支持とは言い出しにくい雰囲気が漂った。大方の予想では守屋氏が優勢だった。
それを打ち破ったのは、この指止まれ的に集まった市民たちの「熱」だった。党派を超え、勝手連的に手弁当で、チラシを作り、ポスティングし、電話かけをし、様々な形で呼びかけた(私は、うつ病で直接は動けないので、X(Twitter)で援護射撃するくらいで現場を見たわけではなく、漏れ伝え聞いているだけだけれども)。
重度知的障害のある子どもがいます。福祉(公助)が充実した国に日本がなることを切望しています。
右翼思想のコアに女性蔑視があることに気づいてから、女性差別が関心の中心です。