添付した画像、イスラエルによる「ガザ2035計画」。侵略後のガザ再開発計画の青写真だという。
その発想の邪悪さに驚くとともに、「よくそこに平気で住めるな」と思ってしまった。自分たちが虐殺した人たちの屍の上に暮らすなんて。
ただ、私が自分なら暮らせないと思うのは、たとえば祟りとか怨霊とか、そういったものを恐れる、そういう物語の中に生きてきたからだろう。
別の物語を生きているとそれも怖くないんだ、とどこか目から鱗が落ちる思いがする。
人を殺すことへの嫌悪感も、本能や所与のものではないのだろう。
それでも、生きている物語によって正しさは変わるのだから戦争も仕方ない、とはどうしても思いたくない。あきらめたくない。
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この世は「リアル蜘蛛の糸」だと、近年思うようになった。
幸福度の高い国、経済指標の良い国は、男女平等が進んでいる国と一致する傾向にある。そして、高福祉で格差の少ない国だ。
日本が最も豊かで幸福だった時代も、税制が今より平等で、憲法の精神が生きていた時代だったのではないか。
もう答えは出ている、と思う。
今のままだと、核戦争で皆滅びるか、気候変動で皆滅びるか、だろう。
ロシアもイスラエルも、そして今の日本(の右翼)も、「自分たち(の国、の民族)は、特別であり、優れている」という物語に生きている。
そんなわけないだろう、全人類、平等で優劣などない、という物語に全人類が生きない限り、人類に未来はない、と思う。