昨日の平野啓一郎氏の講演で印象に残った言葉 (若干モチベ上げ)
小説の世界では、10万部売れればベストセラー、1万部売れれば花なのだそうだ。しかしこれは、仮に人口を1億人とすれば、全人口の0.01%の数字に過ぎない。だから、いくら自分の本がよく売れたといっても、伝えたい自分の声は実質誰にも届いていないに等しい。そう思うと逆に気が楽になる。ただし、小説の持つ影響力は、数の規模だけでは計れない部分がある (一冊の本が人生をひっくり返すことがあるなど)。そういうわけで、100万人に1人、自分の声が届けばいいなぁくらいの気持ちでいればよく、その1人に及ぼす影響は計り知れないのである。