そうすると、「凡庸」という日本語訳は果たしてどうなのか。
「アーレントは、ナチの巨悪に人知を超えた「悪魔的な偉大さ」があったのではと考えが揺れていたが、彼女が目にしたアイヒマンは自分の行いがどれだけの犠牲を出したかについて全く思考をしない、浅はかな人物だった。そこで「悪魔的な偉大さ」の対になる言葉として用いたのが「陳腐」を意味する「banal(凡庸)」だったという。」
ホロコーストは上意下達か、問い直す 映画「関心領域」に見るナチ幹部の実像
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