ゲットダウン シーズン1
ヒップホップ黎明期をバズ・ラーマンがいつものハイパーハイカロリーな映像、演出、音楽で描く。フッテージと本編をグレインの増減で行き来するのが面白い。
今見ると(当時すでに?)錚々たる面々が揃っていて「あ、あの人!」がたくさんあって楽しかった。ジュリア・ガーナーとインディア・ムーアまでいたし。特にシャメイク・ムーアは本当にあの時代に生きていた人のようで姿勢や身体の作り方なのか身振り手振りなのかわからないけど凄まじいリアリティがあった。今のジャスティス・スミスにはコメディリリーフのイメージしかないけどこの頃を知る人たちは「なんでそんなふうに……」っとなっちゃってるみたい。
正直こういう暑苦しさは得意な方ではないので4話までは若干胃もたれしてたけど5話から6話にかけては歌唱とラップのカットバック、「倍テンにしたらいけるんじゃね?」、クライマックスのライブとカッコいいシーンの釣瓶打ちでワクワクした。
しかし気になる点も多い。シャオリンが(おそらく)性的に搾取されている件や薬物中毒のおっさんに何故ティーンの少女たちが発破かけてやらないといけないのかとか、終盤キャデラック空気だったなとか。
まあでも音楽演出はカッコよかったのでS2も見てみる。