エジプト出身で今はアメリカ人の同僚(ずっとインターナショナルスクールで教育を受けており、英語はアメリカ人ネイティブ同様)は、ガザでの大殺戮で人生観が変わった、と。「いますまでも差別はあったけれど、自分の周りのアメリカ人の4割が私の命には価値がない、と考えてみることを突きつけられ、身体の中にぽっかりと穴が空いたようだ」、「まだ小さい一人息子をこんな世の中に産んでしまった」って話してくれた。
彼女は、西欧諸国がアラブ系の人間には人権がないという立場であることが明確になった今、もう人権についての授業は二度と教えないと学部長に通告したそう。
私は、息をすることさえ辛いことが増えた。